英語タイトルは米国の読者さんのご縁で。

7 4月

「幸村くんは今日も」の表紙には
英語タイトルがデザインされてます。

title

当初は、担当さん+デザイナーさんが
「デザイン的になにかあったほうがいい」という理由で、
仮翻訳的な英語タイトルをアタリとしてくっつけて
カバーデザインの初回を作って下さったのです。
デザイナーさんってこういう下翻訳も
仕事の範囲なんですねえ。すごいなあ。

私もたしかにアルファベットと漢字のタッグには
強烈なかっこよさを感じるので、デザインの一種として
アルファベットほしいなあと思ったのですが
本の顔に載せるタイトルで、一応かなり長い期間残るものなので
そんなのを英訳するなんて、自分ではおてあげ。

そこで、どーしたものかなとおもったのですが
意を決して、ネイティブのLinさんにたのんでみることにしました。
Linさんは、シアトルの方でBL好きで、
げいったん漫画(英語版)を買って下さったことから
すごくたまにメールやchatをする間柄なのです。

で、「幸村くんは今日も」の意味を、一生懸命説明してみた…!

“yukimura-kun wa kyoumo” means Yukimura is always “something”.
he is really good person, so he always wants to help somebody, but he can’t do it by only himself.
Friends of him always help him, so Yukimura can resolve troubles.
so “Yukimura-kun wa kyoumo” is not a complete Japanese sentence.
I cut some words from the title on purpose.
I translate it like this.”Yukimura always makes…”
This translated title is in temporary.
Is there any better title to represent my story?

今、よむと「動詞がない」とか(笑)解釈まるなげな文章ですが、
だいたい100パーむこうに伝わるのは、
とどのつまり、Linさんの文字コミュニケーション能力が
高いからなんだろうなあ。

で、今回も完全に意思疎通ができて、
Linさんが、ご本人だけじゃなく、
ほかのお友達にまで相談してくださって
さっそく翌日には候補をあげてくれました。

“Once again, Yukimura is…”

これみたとき、感動したことが…!
私がすごく伝えたかった「今日も」の「も」の部分が
ちゃんとこだわってくれてるというのがわかって…!

末尾の「…」は、日本語と同じく、
英語でも未完の期待とか予想とかを表現する記号なので、と
説明もあって、まさに私の「も」がそれ…!
そこをくみとってくれてほんと嬉しかった。

で、タイトルは
“Once again, Yukimura is…”になりました。
いいでしょう。このタイトル。
「またしても!」ってかんじがすごくすき。
「今日も今日とて」ってかんじがすごくいい。

日本語なら、私のうれしさや感謝を万感の思いをこめて書いたうえに、
現場なら万国共通のスマイルで気持ちを伝えられるんですが
私がシアトル宛にお返事でかけるのは、
さんきゅー!I’m very happy!ぐらいなのでした。
本当はもっといろいろ書いたけど、ボキャブラリーないわあ。
伝わってるといいな!

で、なんでこんなことを今日ブログに書こうと思ったのかというと
さっきLinからchatで話しかけられて、
そうだ、これブログにいつかかこうと思ってたからなんだと思い出したからです。
すぐやる課…!

chatで「幸村くんは今日も」の日本語版を
再来週、紀伊國屋書店シアトル支店にとりにいきます〜といってくれたんですが
amazon USでは売ってないんですね…!
それより紀伊国屋いったほうが安いのかな。
(米国は(多分どの州も)本は定価販売じゃないので、
 その本屋のメンバーになると2割引きとかあるのです。
 輸入本にあたる日本語漫画に適用されるとは思えないけど…!)

そういえば、紀伊國屋書店シアトル支店って、アニメイトみたいな感覚らしくて
日本の漫画や文房具や雑貨が売ってるらしいです。
シアトルには、いずれげいったん関連
(LCM=Living Computer Museum=ぽーるくんのPC物置)でいくつもりなのですが、
(夏かなー)いったときにはLinに会いたいので、紀伊国屋で待ち合わせして会おうかな…!

ところで、こういう翻訳業者に頼むでもない特殊な隙間の翻訳って、
どうしてるんだろうなと思ってたんですが、
多分、作家がなんとかする or 担当さんがなんとかするのどっちかだと思う…。
というのも、今回の件しかりですが、
学生のとき、同人友達経由の「バイトやりませんか?」で、
ある漫画家さんの資料が全部英語なので
大意でいいので訳してほしいというのがあったのです。
あの話をきいたとき、こういう裏側なのか〜と思った覚えが。

なにかを作る仕事って、自分だけでできないことは必ずでてきますもんねえ。
今回みたいに、ネイティブの感覚が入ったタイトルをどうしてもつけたい、みたいな。
そういうときに、頼りになるのってやっぱりご縁で、
ネットとかのテクノロジーや語学は
縁をつながりやすくしてくれるツールなんだなーと思いました。

幸い今回はラッキーで、ものすごくよいものを授かった…!
なにか恩返しをしたいねえ。
Linに直接できる機会がすぐにないなら、
日本語に隙間翻訳したいんだけど誰かいない?って
誰かにいわれたらすぐに手あげる…!

ほんとたすかったー、ありがと、Lin.