どんな賞状よりうれしい。

23 9月

scholarship

 

よんひゃくじゅうよんまんえん。
大学院博士課程のときに借りた3年分の奨学金を昨年返済しおわりました。
がんばった……!
どんな賞状よりうれしいもんですね。

奨学金ユーザーは、卒業と同時に借金返済人生なのです。
大抵は、毎月1万〜2万の天引きコースを選ぶのですが、私は年に一回引き落としコースを選びました。
引き落とし月は、12ヶ月のどの月でも好きな月を選べるのですが、9月末を。
なぜ9月なのかというと、夏〜冬コミの売り上げを毎年22万借金返済にあてていたのです。
もちろん売り上げだけでは足りない年もあったりなかったりで、ほかのバイトで融通したことも多分あるんじゃないのかなあ。
あまりに長い期間返していたので忘れちゃいましたけども(笑)
そして、最後のほうは、コミックスをだすことができたりしたので、その印税でとうとう繰り上げ返済ができるようになりました。
はー、これで、きれいな身体になったよ!!
こころなしか身が軽いわ。

卒業式と同時に抱える高額借金。
私、就職しないのに返せるのかなーとはちょっと不安にはなったのですが、うちは親も奨学金ユーザー、友人も何人か奨学金ユーザーだったので、400万/40年返済の心構えはいろいろきくことができてよかったです。
父親からきいた返済スタンスは「40年も長期に渡って返済していると、世の中の物価のほうが高くなるから全然OK(つまり1万円借りたはずが最後のほうは月1000円を返してることになる)」という、うちの家系らしいオプティミスティック感覚でした。

なにより借金はしたけども、院生時代には最大の収穫が。
私は勉強があんなに嫌いだったのに実は大好きで、同時に創作も好きなんだときづける時間があったのはほんとによかった。
今でも思いますが、勉強しながら漫画かくってこんな楽しい人生あっていいのかしらね!
一応普通に就職しなきゃだめかなあと迷ったときもありましたが、自分の直感に従う勇気を後押ししてくれたのが「お金」で、それも借金だったっていうのは、なんなんだろ(笑)
もちろん就職しなかったので3月末には家を追い出されたのですが、4月からは働かなくても(学校いってない日は全部働いたけど(笑))毎月約11万円は借金としてもらえて、3人で一部屋借りることもできたので、非常に楽しい3年間でした。
もちろん、部屋を借りるには学生という保証や、親という保証人がいたからできたことです。
当時は、なんで親は無職で学生の娘を家から追い出すんだろうと思いましたが、そうでもしないと、漫画かきたいけど学校にもいきたいとうだうだいってる娘に自立させるタイミングがないですものね。
家からは出すけど、書類に保証人として名前をかいてくれる保護者がいたというのは本当にありがたい話です。

ところでこの奨学金ですが、2種類あります。
第1種ーーー利子なしコース。400万借りたら期限までに400万きっかり耳を揃えてかえせばOK。
      奨学金をかしてくれる機関が指定した機関(大学とか研究所)に正社員として就職できればなんと0円返済。(今もこの制度あるのかどうかしりませんが)
第2種ーーー利子ありコース。怖くて調べてませんが、400万借りたら、多分500万ぐらいは返さないいけないコースなんじゃ……。

第1種は(私もこれです)利子なしコースで、審査(学業成績・研究目標のエッセイ・保護者か学生本人の年収)がとおれば、第一種でかりることができます。
でも各学校や各学部から1〜2人とかの狭き門。
しかもお金が振り込まれるのは5〜6月なので、入学金+4月の食費は用意しておかないとまじで4月食べていけない(笑)

第2種は、上記の審査が多分すこしゆるめで、おそらく申請すれば、親の年収が高くてもかりることができるんじゃないのかなあと思っています。
今、この第二種の返済ができない学生が増えてるというのはニュースでしっていますが、利子はこわい……。
私のまわりに第二種ユーザーがいなかったので、あまり現状をしらないんですが、第二種を借りるぐらいだったら、一回就職してお金ためてから大学いくのもありなんじゃないかなあと思います。

そして、この日記でいいたかったのはお得な情報なのです。私がしらなかっただけなんですけども。
バブル期までに奨学金を借りて、いまもまだ月々返しているというかたいらっしゃいましたら、一度、育英会手帳の規則を読み直してみるとすごくいいことがかいてあります。
私も、たまたま手帳をよんでて「報奨金」システムをしりました。
これは、繰り上げ返済すると、最後に返済した額のx%を返してくれるという制度です。
つまりその額のお金がまるっともらえるんですよ……!
これを知ってから、私は毎年22万返すというプランを見直して、印税だのなんだのをがっさりつめこんで返しました。
繰り上げ返済はすばらしい……!

この報奨金システムはバブル期エンドとともに眠りについたそうです。
たしかに今は少子化の全入時代ですもんね……。
バブル期までに借りた人のみらしいので、育英会手帳をお持ちの方はぜひみてみてください。
ビバ!ノー借金ライフ!