mirui.(みるい)

5 1月

■「みるい」の話。
「このブロッコリー、みるいからゆでるとき気をつけて」

いいよねえ、mirui。このひびき、このかわいさ……!
「みるい」のよさをはじめてしりました。

妹が静岡県出身の友達から捕獲してきた言葉です。
文脈や状況で「みるい」の意味は想像がつくんですが、調理に関することだし、念のため意味をたしかめとこうと「ごめん『みるい』ってなに?」と、その友達にきいたら「柔らかい、傷つきやすい、若い」という意味でした。
野菜果物に使い、人間にも使っていいそうです。
さっそく、言葉好きの姉である私に報告があったので、姉妹で、即席「みるい」部を結成。

アクセントは「る」です。「高い」「低い」と同じ。
デパートの「丸井」みたいにフラットアクセントではないアクセント。

さて、姉妹で「このブロッコリーまだみるいからゆで加減少なめに」、「〜ちゃんは、みるいから多く払わなくていいよ」、「みるさが残ってる」文例を考えてみたものの、ネイティブがいないので全然使いこなせない(笑)
そもそも「まだ」+「みるい」といったように、「まだ」をつけてはいけないんだと思います。

「みるい」の核はなんでしょうか。
私は「未熟」の「未」だと思う。
「このブロッコリー、未だから、ゆでるとき気をつけて」
「〜ちゃんは、未だから多く払わなくていいよ」
「未さが残ってる」
「未」に、「〜である状態」を示す「る」が入ってしまって「未る」という形容詞になっちゃったんじゃないのかなー。
にしても「mirui」って音も意味もかわいいよねえ。サークル名にしたいぐらいだわ。
ここぞという場面で、積極的に使っていきたいなーと思います。

■「り!」の話。
最近、私がおもしろいので頻繁に使っているのは「り!」です。
ご存じ、「了解」変換の亜種です。
短文メッセージやDMで「了解」は頻出だと思いますが、人や友達や私との関係性によって使うパターンが違う。そこがおもしろいので、相手がどういう「了解」を使っているのか、なんとなく記憶しています。
スタンプで「承知した!」と表現する人、「りょ!」で返す人など、いろいろあるのですが、全部「OK」の意味なんですよね。私が「り!」を使っても、「それはなんの意味?」ときかれないので、人間の文脈想像力ってすごいなあと思う。

一方で、同じ意味の「OK」の一言ですます人は今のところ皆無です。変換が面倒なのか、OKだとそっけなく感じるからかなあ。
「おっけー」「おけ」「おっけーです」文章の末尾に「〜は、OK」とかはあるので、アルファベット2文字と「了解」の2文字では、同じ2文字でも、そこに無意識に込めてるコミュニケーションクッション的なものがあるんだろうなーと思う。

私は一時期、了解の意味で「ういうい」を使っていました。了解からもOKからもかけはなれた表現だったんですが、それでも「高田はこういうふうに『了解』や『理解した』を表現している」と判断してくれていたようで、意思疎通は問題なかったです。「ういういってどういう意味?」ときく間やタイミングや人間関係性がなかったのかもしれないけれど。会話の速度って光の速さですすんでいくものね。
人間が持っている「これはこういう意味なんじゃないかな?」と想像をのばせる力がすごいとつくづく思うので、「り」以外に、またなにか捕獲したらつかっていきたいなー。

「ういうい」は「うぃ」というフランス語の”yes”を二つ重ねたもので、知人だったか、舞台の誰かだったかが言ってるのをきいて、もちろん音がおもしろいという理由だけで使っていたものです。また使おうかな。