冷凍金魚で実演販売して冷凍コロッケを売る話。

6 3月

原稿中に最近流しているのは、10年以上前に放送された「プロジェクトX」です。
今日は冷凍食品(今のニチレイ)の話でした。

冷凍という概念がない時代の人に、冷凍はなにかを説明するとき、どうやったらいいでしょうかね。
私たちは、いま、冷凍がなんだかわかってますけど…。
そこで、冷凍とは時間を止める技術であることを、一般の人に知ってもらうために、料理人の小野寺三二さんが考えたのが実演販売でした。

暇な人が集まる銭湯の前で、生きてひらひら泳いでる金魚を網で掬って、隣にある液体窒素(-198℃)にほうりこむと、金魚がカッチーンと凍ってでてくるのです。
もちろんまわりのお客さんのほうが、こわばってフリーズ&どんびき。
でも、そんなアイス金魚を水につけると、金魚が生き返って無事に泳ぎ出す…、つまり、冷凍とは、時間を止める技術ですよというショーだったのです。
その後、小野寺さんが、冷凍コロッケをおいしくあげて、試食してもらって「おいしい!」と口コミで伝わり、その後ニチレイのコロッケが売れていくんですが。

「プロジェクトX」で、その小野寺さんがゲストによばれていました。
司会が「金魚の実演販売、よくおもいつきましたね」と水をむけると、
小野寺さんは「起死回生実験…っていうんですかね、ずいぶんロシアでやられてたんですよね。そういう資料があったんですよ」と、さらっと(笑)

わー…、ロシアの人って、なんの起死回生実験やってたんだろー…!
動物ですよね…!冷凍マンモスが発見されて肉が残ってた奇跡とかいうあれですよね。
さっきまでのどかな金魚やコロッケがでてくる話だったのに、
一転、シベリアの極寒ブリザードが見えた「プロジェクトX」でした。

そして、「プロジェクトX」をえんえんと全部みています。
永遠の企業好き+創業者好きである私のカタログ集。
なにかと編集ベクトルが「糟糠の妻」に偏るのは時代を感じるのですが、
(いまだに新聞の社会面はそこをとりあげるよね(笑))
ひたすら仕事する人たちの気持ちをすくいあげてくれてるこの番組が好き。
国外の企業バージョンもあればいいのになー。