春の本「テレタイプボーイ」

28 2月
紙版、懸念だったトーンどうなるか問題、無問題でした。
金沢印刷さん、感謝!

先日、びるじーのイラストで「くしゃみはひじに」を、ツイートしたところ、リプライをいただいて嬉しくなり、レイクサイドスクールのある件で、描き足さねばと思っていたことを思い出しました。

レイクサイドらくがき| BillG Series No.7 | 電子書籍「Microkids2.0」に収録

ストーリー

→ストーリー
「レイクサイドらくがき」は、びるじーとぽーるくんが知り合ったときの話です。シアトルにある私立中高一貫校の、数学クラブ室にテレタイプ(コンピュータ)があり、ここで二人は遊んだり、放課後にバイトしたりすることで、なかよくなりました。そして、この話の6年後、マイクロソフトができたのでした。

「テレタイプボーイ」は、この「レイクサイドらくがき」に続きを描き足した本です。名前もこれを機に、変えています。

15歳と13歳。

→「テレタイプボーイ」のストーリー。
のちに世界一のソフトウェア会社「コードウェア」をたちあげ、ビリオネアになるエルマー・スパイラルと、バート・グラスが出会ったのは、シアトルの名門校レイクショアスクールでした。

個性重視が当然の米国で、男子校!制服!革靴指定!食事の祈りまである中高一貫校の6年間は、生徒たちにとって息が詰まる毎日でしかありませんでした。

二人は、校内の数学好きが集まる「レイクショア・プログラミング・グループ」で意気投合します。LPGには、一台だけテレタイプがおいてありました。

テレタイプというのは、外部の巨大なコンピュータと回線でつながっている端末です。数字を表示する液晶もないため、タイプライターが印字することで計算結果を確認します。月にアポロを飛ばすのも手計算のほうが確実だった時代に、こんな低馬力のテレタイプの用途は、学校の先生にとってもほとんどの生徒にとっても不明だったのですが、数学好きには魔法の機械でした。

LPGのメンバーは、文字通りうばいあってテレタイプで、プログラミングをはじめました。エルマー、バート、リック、マーク、クリス、彼らは卒業後、全員コードウェアの初期メンバーとなります。

エルマーとバートは、テレタイプでプログラムを書いたり、ゲームを作っているうちに、毎月の接続料の支払いに悩むようになりました。今でいうスマホの通信制限みたいなものです。1分5ドル(600円)の接続料は、学生にとっても、その両親にとっても厳しいものでした。

毎月の通信料に悩まされても、どうしてもプログラミングをしたかったエルマーとバートは、ある会社で無給のバグ探しバイトを始めます。そこは、レイクショア校にテレタイプを提供した会社でした。

エルマーは、バイト中に、レイクショア校の接続料を管理するファイルを発見してしまいます。来月の支払額がとんでもない額になっていることにきづいたエルマーは、「こっそり、料金を書き換えてもばれないよね?」とバートに提案するのでした。

二人のバイト先「CCC」。シアトルにあります。二人がこのバイトを辞めざるを得なかった理由は、この会社が倒産したからなのですが、建物自体は残っていて…と思ったら、この写真を撮った翌日に壊されて今はないのです。

ここまでが「レイクサイドらくがき」のあらすじで、このお話のラストのコマに、ある台詞をかいたのですが(というか、ぽーるとびるじーの実際の会話なのでそのまま描いたのですが)まさか、x年後に、現実が続きを描いてくれるとは思いませんでした。
「神様っているんだ…!!」と思っていたのですが、神様が原稿を描いてくれるわけではなく…。

新エピソードは13pになります。「テレタイプボーイ」に収録するにあたって、「レイクサイドらくがき」本体にも、いろいろ修正をかけました。

なかには、新エピソードのみご希望の方もいらっしゃるかなと思いましたので、その部分だけ期間限定でデータ販売しています。新エピソードは13p分です。

作成秘話的なこと。

「テレタイプボーイ」は、電子書籍販売メインを念頭に編集してあります。

電子書籍メインではあるのですが、私が紙でこの本がほしかったので、記念に少しだけ刷りました。完全に自分ご褒美用…。なにしろアナログ原稿をスキャンしてクリスタにはりつけるという荒行です。トーンはどうなる?こうなる…!という見本でもあります(笑)金沢印刷さんに、解像度はこうすればおそらくまともな本になりますとのご助言を受けて実現しました。本当にお世話になりました…!
紙版をご希望の方はイベントや通販でお求め下さい。

エルマーとバートって誰?

Amazon販売するにあたって、固有名詞は全部変更しました。エルマーとかいてびるじー、バートと書いてぽーると音読みしているので、私も新しい名前に慣れるのに時間がかかりそうです。