政宗どのは一日に3回着替える。

12 4月

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末尾に資料名の追記ありです(2011/04/15)
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政宗様の24時間という本だか資料があるらしいのですが
いまだタイトルすらわからず。
どなたかご存じでしたらぜひ…。

そしたら友人が大河「独眼竜政宗」の最終回が
その資料のやや再現だったというので
観せてもらいました。

政宗が50歳のときとかなので
もう毎日刀持ったりはしていない、のんきな生活ぶりなんですが
驚いたのは、この人一日に3回も着替えてるんですよ。

普通、寝間着→服の一回、もしくは
寝間着→仕事着→帰宅後に普段着→寝間着ですよね。
それが、政宗の場合、
家臣と朝食食べるために1回、
執務用の服に着替えて2回、
家族と夕食用に3回
次にやっと寝間着です。
着道楽すぎる…!

というわけで、ほとんど自分用ですが
動画みながらメモをとった政宗どのの一日です。
正確な資料名ご存じのかたいらっしゃったら
教えて下され…!

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1)卯の刻(朝6時ごろ)に必ず起こしてもらう。

※自分が朝5時に目覚めちゃっても寝所から出なかったそうです。
多分、上に立つ人が毎日ばらばらの時間に起きてたら
周りが迷惑するとか思ってたんじゃないかと思う…。

2)手水
※これってトイレ+洗顔とかって意味ですか…?
水で顔洗うの冬は寒いだろうと思ってたんですが
先日、冬でも殿様クラスはお湯が用意されてたので
お湯で顔を洗えたという資料を読んでほっとしました。

3)煙草数服
※寝所のおふとんの上で吸ってました。
ながーい煙管で。
この長い煙管は遺品写真でみたことあるんですが
定規か?というぐらい長くて重そうなんですよね…。

4)閑所(かんじょ)=ひきこもり部屋。
畳二畳敷きの牢獄みたいな部屋なんですが
2面が壁(片方は棚)、1面が窓、1面が木戸(出入り口)の部屋でした。
なんというか…こういうところでもないと
殿にはプライベートってものがなかったんだろうなあと思います。

大河「武田信玄」でもこの手の部屋がでてくるので
殿様クラスはひきこもり部屋を持つものだったのかもしれん…。

ひきこもり部屋に約2時間いて、なにをするかというと、
・朝の献立の指示
・漢詩を作る
・本を読む

漢詩&本は、今でいうメール返信の時間かなと思うんですが
朝ごはんメニューをこの人、自分で考えてるのか…!
いきなり「はーふぐれえぷふるうつ+粉砂糖」
とかいわれても料理長困るとおもうんですが
このメニュー表のこってないんですかねえ…。

◆で、9時〜10時ごろから

5)行水
朝シャワー派なのか…!一緒だ。
行水ってお風呂のことかなあと思うんですが、
リアルに冷たい水だったら私はいやです…。
寒すぎて耐えられない。

6)寝所で着物に着替える
この時点までずっと白い寝間着きてました。
寝間着というのはなんかふかふかした白いやわらかい布で浴衣みたいな…。
この着替えでやっと袴つけたり上着きたりします。
介添えがいましたが男性でした。女性じゃないのか…!幸村じゃないのか…!

ようするにシャワーからあがってきたんで
髪かわかして着替えるって段階ですよね。
私、この時点で髪結ったりしたんじゃないかと思うんですが
どうなん、幸村…。

7)朝食を表座敷で家来ととる

家来とご飯というのは、
今のブレクファストミーティングなんじゃないかと思います。

この表座敷っていうのがなんだかわからないんですが、
普通の客間みたいな部屋でした。かけじくとかもあった…。

朝ご飯は一人で食べなくて、いつも誰かと一緒なんだそうです。
相伴するから「相伴衆」という朝ご飯一緒に食べる2〜3人を
あらかじめ前日に政宗が「あの人とこの人」というふうに指定したそうで
ここできっと仕事の話もするから
女性や家族は指定されなかったんじゃないかしらとか勝手に思いました。

ついでに、相伴衆は身内の家来がメインな気がします。
来客や違う家の人と食べることもあったかもしれないけど
基本、伊達家のだれかみたいな…。
ということは、この相伴衆の好きなものとかを
政宗が朝ご飯指定することもできるんですよね。
それはよい。

朝食後 数服の煙草 at表座敷…なんですが
煙草を吸いすぎですよねえ…。
当時の煙草を吸う感覚が同人感覚だと「贅沢品」なんですが
本当はどうなんだろ。

8)閑所に戻って私用をすませる

この工程がなんのためにあるのかよくわからないんですが
もどってました。
ひきこもり部屋大好きだ、この人…!

9)寝所でまた別の着物に着替えて書院に移動

書院というのは、豪華な仕事部屋みたいなとこでした。
広い畳に机が2個並んでいて、部下がなにか書いてて、
一段あがったまた広い畳で政宗用の机とか棚とかある部屋。
接見もしていたので、電話とネットがないだけで
普通のゴージャスなしゃちょーしつとかわりがない気がする。

書院に入るために着替えるっていうのは
社外の人にも会うこともあるから
ちゃんとしたスーツにネクタイってかんじなんだと思います。

この執務がだいたい午後14時までで
電気がない時代だし、部下は歩いて帰らなきゃいけないしで
基本、太陽が落ちたら終了なんだと思います。正しい。

10)閑所に移動(また…!)
夕食の指示を閑所で書いて部下に渡します。

政宗のまわりには、常に「指示待ち」の
ちっちゃい部下がたくさんいるらしく
なにか指示だすと必ずそれを受けられる人が
まわりに控えている…というのがすごい。
道理で「人払い」って言葉があるはずだ…。

幸村クラスのおうちだと
(あの子のおうちは貧乏だからってのもありますが)
着替えも自分でやれば、なんなら自分で栗ぐらい
ひろってきたんじゃないかと思います。ランクが違いすぎる。

この二人、同い年だからどっかであってれば敬語もいらないし(きっと!)
料理好きの政宗のことだから、絶対食べものの話になって
上田のルヴァンとか甲府の「ほうとう」ってなに?とか
そういう話になったと思うんですよねえ…。

11)奥の間で夕食
奥の間というのは、ゴージャスではなくてなんか身内の居間みたいな…
そんな部屋で娘さんと夕食とってました。
なぜ、娘と夕食とるのに着替えるのかさっぱりわからない…けど
寝間着ってわけにもいかないだろうし
かといって、書院できてた服をスーツとするなら
スーツで家族とごはん食べるのも
変だしってことなんだろうなあと思います。

12)寝所に入る(寝る時間指定は大河ではありませんでした)
寝所で「明日の相伴衆はあいつとあいつ、起こすのは○刻、以上」で
煙草を吸って寝てました。

この時代って土日ってあったんですかねえ?
なかったとしたら、ほんとにプライベートなさすぎて
そりゃひきこもり部屋もほしくなるわあと思います。

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…というのが、大河の政宗どの密着24時間だったんですが
こんな日記を残した家臣の政宗ファン度のほうがもっと知りたい(笑)

着替えが多めなのは、社長の家と会社が
城という大きな建物のなかで同居してるって考えると、
「ああ、まあ3回着替えるのもありか…」って思うんですが
にしても、朝はこれとこれをあわせて、昼はこれとあれ…って
趣味がファッションといわれてもしょうがないような…(笑)

着替え好きなのは私は得点高めにつけるんですが
逆に、幸村みたいに自分がなに着てるのかもよくわかってない子も
だいっすきなんですよね…。
げいったんも、スーツの上が紺で下がグレーでも
全然きづかずTVにでてるしなあ。
服大好きな子と服に無頓着な子、どっちの子がいいかといわれたら
7:3で服に興味ない子のほうが好きです…。

幸村の遺品とかみてると、ありとあらゆるものを
赤く塗ってるので、この子大丈夫か…と思うんですが
あの子の赤好きは異常。
ちょっと「照柿」おもいだす…!

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政宗どの24時間の追記(2011/04/15)

資料名を教えていただきました。
Hさん、ありがとうございます!

これは、政宗の従兄弟(?でしたっけ)のシゲが書いた「政宗記」で
そのくだけたバージョンが「歴史読本」(2010.3月号)

http://www.jinbutsu.co.jp/rekidoku/index.php?id=9994404903103
↑の「政宗の24時間」

に掲載されたので
それでこの「政宗どの密着24hr」が
ひろまったんじゃなかろうかということでした。

さっそく「歴史読本」を古本あまぞぬで買ってみたので
自分で実際に読んでみようとおもいます。