台湾の漫画事情。

大宝律令を作った藤原不比等

Comitiaで会った、漫画を台湾語(繁体字)に訳す仕事をしている人との立ち話が面白かった。
 台湾にも同人誌即売会がある…!ということに驚く。描き手も買い手も中高生。販売物のジャンルはほぼ二次創作で、ほぼグッズ。漫画を描いている人はめったにいないとのこと。「台湾ではまだ描く技術が育っていないんです」だそうです。
 そこで、ふと思う7世紀の日本。聖徳太子。このときの日本列島には、どこを探しても一冊の本もありませんでした。蘇我馬子たちが必死に中国の字と文化をまねて、作った冠位十二階、憲法十七条。のちに藤原不比等が、中国の法律や刑法をまるごとコピーした、日本版の法律&刑法=大宝律令。一からオリジナルを作ることは無理で、これがそのときの日本にできる精一杯の文化活動だったんだろうと思います。書く技術がない時代が日本にもあったんですよね。
 法律と漫画では比べるバランスがわるいうえに、7世紀って。でも、台湾に藤原不比等くんがでてきてもおかしくないよね。